松浦尚子のワイン日記

サンク・センス代表取締役社長/ボルドー国立大学公認ワインテイスター

土曜日初級セミナー 第16期生ワインセミナーというと、若い女性が多く、マナーやおもてなしなど、たしなみを身に付けるための習い事では?そう思う方が多いかもしれません。
実際、当社が6年前に開講してから、延べ700名以上の方々とご一緒してきましたが、7割を女性が占め、30代を中心に、その前後の年代の方が多くおられました。
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別のセミナーところが、昨年ぐらいから顕著に、男性、それも20代から50代まで幅広い年代、職種の方が増えてきています。芝浦ベイサロンで土曜日の午後に、隔週(月2回ペースで、全7回コース)で行っている初心者向けクラスが人気で、男性はほぼ半数に達する勢いです。来週はじまる2月開講コースは、四谷でも開講する予定です!!

一回の授業は、約90分間。でも収めるのが難しく、いつもだいたい10分から15分程度オーバーしてしまいます。ワインの香りがただよう12名までの超少人数制のアットホームなサロンも居心地が良いようで、終わってからもすぐ席を立つことなく、しばしば質問があったり、参加者同士の会話が弾むシーンも多く見受けられます。
そこで具体的にどんなことをしているのかご紹介したいと思います!


ボトルやテキストなど初級コースは、毎回、前半に講義45分間、後半にワインテイスティングを3種類行います。理論と実践が双方身につきます。ワインの四大要素、A.O.C.格付け、自宅でのワインの扱い方や楽しみ方のコツ、醸造、レストランでのマナーやホスト・テイスティングの仕方、料理とのマッチングなど、体系的に応用の利くワインの根っこを理解できるようお話しています。

テイスティングは、ソムリエが香りのコメントを羅列しているのを聞いたことがあるかもしれません。本来は好き勝手なことを言っているわけではなく、世界の共通言語としてワインを表現する限られた用語を使っています。テイスティングの手法は一つの技術として確立されたもの。エキスパートを囲み、ある一定の時間を掛けて訓練すれば、誰でも、驚くほど上手にワインのコメントができるようになります。

受講生の方々一方、なんの訓練も受けたことのない方にワインを聞いても、「ブドウの香り」とか、「甘い匂い」といった漠然とした表現に留まってしまいます。それでは、AワインとBワインの違いを他者に伝えることができないのです。テイスティング技術は、他者へ伝えたり、共通認識を図るために、つまりコミュニケーションのひとつとして必要なものなのです。

ご自身が一人で、自宅で好きか嫌いかを評価する際には、技術は必要ないかもしれません。(本当はあった方が、自分の中でも差別化ができてよいと思いますが)では、何のために、沢山の時間やお金を掛けてそんなことをする人が大勢いるのでしょうか。それは、単純に「おもしろい」!!からです。

最初はまったくコメントできなかったものが、最終回の7回頃には、表現力が増し、自身の中でもワインへの評価の仕方や、分別の仕方が身に付き、「おもしろい!」と思えるものに変化されているようです。そのまま中級コースを続けて、学び続けていきたいと思われる方が多いのもうなずけるところです。これまで全く気付くことすらなかった新たな発見がワインの中にたくさん隠されていたのですから。

ぜひワインを通じてスマートに振舞う新たな自分を発見していただければと思います!
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