松浦尚子のワイン日記

サンク・センス代表取締役社長/ボルドー国立大学公認ワインテイスター

雰囲気10月26日(日)12:30より、■ 【六本木ヒルズクラブ】にてボルドー赤ワインの真髄を味わうプレミアム・ランチ会 ■ を開催!定員の2倍にもなる沢山の方々にお越しいただくことができ、森タワー51階からの素晴らしい眺望を楽しみながら、まさにプレミアムなランチを一緒に楽しみました。

六本木ヒルズクラブは、通常、メンバー以外は足を踏み入れることができない空間ですが、サンク・センスワインクラブにもそのメンバーの方が沢山おられたり、私が一年以上ワインと料理の会で講師を務めさせてもらったご縁で、特別に決定しました。

3人でテーマは、ボルドー。私にとっても3年の時を過ごした特別な思い入れのある土地です。ボルドー産のスパークリング、「クレマン・ド・ボルドー」で乾杯後、サンテミリオン、メドック、ポムロールという、まさに世界の赤ワインの聖地から生まれる、3種を飲み比べました。ランチということで、それぞれの地域から非常に評価の高いシャトーを選び、そのセカンドワインを味わうという趣向です。

冒頭に私から15分程度の簡単なレクチャーも準備。クレマンを片手にアミューズ・ブーシュを召し上がっていただきながら、洗練空間の中、ゆったりとお楽しみいただくことができました。

お料理も、この日のワインに合わせてシェフがメニューを考案してくださり、前菜の「フォアグラのパイ包み焼 シェリー酒ヴィネガーのクリームソース」は絶品。ソースが想像以上に濃厚だったので、クレマンよりも赤ワインが飲みたくなったお客様もおられました。

メインは、コガモのローストとサボイキャベツのブレゼ、カシスソース黒胡椒風味で、このソースと赤ワインが絶妙な相性を見せ、お料理とそれぞれのワインの相性やワインそのものの香りや味わいについても沢山の意見が出て、話が弾みました。

赤ワイン3種 ワインは下にご紹介していますが、今回圧倒的に女性の参加者が多く、熟成感も出てきて口当たりがソフトでとても飲み心地のスムースなヴュー・シャトー・セルタンから【ラ・グラヴェット・ ドゥ・セルタン2001】、が一番人気でした。でも、男性や、赤ワイン通のしっかりしたタイプが好きな女性の方からは、メドックの第2級格付け CH. ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドのセカンド【レゼルヴ・ド・ラ・コンテス 2000】も支持を得ていました。

また、サンテミリオン最高峰 シュヴァル・ブランの【プティ・シュヴァル2004】も複雑さや酸味のバランスなどから非常に興味深く味わいました。

雰囲気2エレガントな女性、男性に囲まれて、10月の心地よい秋のランチタイムに、私も一緒になって優雅なひと時を楽しませてもらいました。ご参加いただいた皆様、またお世話になった六本木ヒルズクラブの皆様、本当にどうも有り難うございました。

●ワインのご紹介●
全て、超一流シャトーのセカンドワインをセレクトすることにしました。
目玉は、メドックからは、第2級格付け CH. ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド【レゼルヴ・ド・ラ・コンテス 2000】と、ポムロールは、当社のフランスワイン研修でも訪ねたヴュー・シャトー・セルタンから【ラ・グラヴェット・ ドゥ・セルタン2001】