松浦尚子のワイン日記

サンク・センス代表取締役社長/ボルドー国立大学公認ワインテイスター

対談昨日、日本橋のマンダリン・オリエンタルホテルにて、サッポロさんが総力をあげて造る国産ワインの受賞を祝う式典が行われました。今年5回を迎えた国産ワインコンクールにて、5年連続で金賞を受賞したというもの。すごいことですね。

これまでは貴腐ワインでの受賞が多かったようですが、今年はまさに日本を代表する品種、甲州の白ワインで受賞をしたとあって、皆さんとても誇らしげでした。なんと全体では575点、カテゴリーでは82点の甲州ワインの頂点に立ったそうです。

社長会場には、100名を越えるマスコミ関係者やワイン業界でご活躍の方々が集い、熱気あふれるムードでした。冒頭に福永社長から挨拶があり、続き、「日本ワインを愛する会副会長」でいらっしゃる俳優の辰巳さんからご挨拶、浅田勝美日本ソムリエ協会名誉顧問からの乾杯のご挨拶があるという、実に華々しいものでした。

対談2私はこの後に、今回の受賞の立役者である醸造家の工藤さんとパワーポイントで映像をお見せしながら、20分間に渡り、対談をさせていただきました。まずは、国産ワインが見直されている現状や、コンクールの位置づけ、そしてグランポレールがどうして美味しいのか、なにをどう工夫、改善された結果なのか、など詳しくお聞きしました。最後には、醸造家としての工藤さんの夢もお聞きでき、今後のグランポレールの進化がますます楽しみになりました!

グランポレールは、サッポロワインのファーストレンジのワインです。勝沼ワイナリーの中に、専用の「プレミアムワイナリー」をつくり、ブドウ畑における微妙な水はけの違いや土壌の肥沃なところでできたブドウなど細かに区分し、1トン単位で仕込みができるようにしたそうです。小規模なワイン造りの対応が可能な、贅沢なワイナリー。これまでは10トン単位でしか仕込めなかったそうですから、本当に微妙なブドウの品質の差を配慮してワインを造ることができるようになったわけですね。

ワインまた、そこにおかれている醸造機器は、工藤さんの特注でイタリアのメーカーへ発注。ポンプなどを使わず、重力でワインを移動させるなど一流のワイナリーが導入している細やかな心遣いを行っています。選果台も入れたそうです。

現在5つの産地でワイン造りに取り組まれているサッポロワインさん。せっかくなので私も色々とテイスティングをさせてもらい、日本のワインが多様にあり、かつとてもレベルが高いことを改めて実感しました。

グランポレールもしも巷で、今回金賞を受賞した「プティ グランポレール 山梨甲州樽発酵2005」もしくは、銀賞を受賞した少し甘口な「プティ グランポレール 山梨甲州フりーラン 2006」を見つけたら、ぜひお手にとって、そのまま我が家の食卓に載せてみてください(笑)お値段も実に手ごろなのが嬉しいところです。
和食から、ちょっとした洋食まで幅広く楽しめ、とてもバランスのよいやさしいながらも芯の通った、本物志向の方にも満足いただける香り高いワインでした!