松浦尚子のワイン日記

サンク・センス代表取締役社長/ボルドー国立大学公認ワインテイスター

メゾン・ド・アサカワ店内銀座木挽町にある料亭「朝川」の姉妹店である、メゾン・ド・アサカワを借り切って開催された、山形県の豊かな食材を堪能する「米沢牛づくしワイン会席と山形特産ワイン4種の会」が華やかに、5月26日(土)18:00より開かれました。

定員を超える沢山のお申込みをいただき、約40名での賑やかで、贅沢な一夜となりました。参加者の半数以上は女性。そして、皆様とってもお洒落な着こなしでご来場くださり、花が咲いたように艶やかな雰囲気に包まれました。

冒頭に私から本日の山形県産ワイン4種をご説明させていただき、日本料理歴38年の大ベテラン角田料理長から料理のご説明、そして本日のために米沢から駆けつけてくれた、米沢牛の老舗、登起波牛肉店五代目当主の尾崎仁社長から、高畠ワイナリー「嘉」スパークリング・シャルドネで乾杯となりました。

牛刺し先付けは、厄除けの意味合いでも食されるという、水無月豆腐、続き牛刺しがかなりのボリュームで出され、にんにくやわさび、岩塩、醤油と色々な薬味で楽しみました。巷で米沢牛の牛刺しを食べられる機会はまずありません。牛一頭の枝肉200kgからわずか6kgほどの稀少な部位。産地直送の新鮮さと、とろけるような繊細な味わいで、霜降りでしたがしつこさがなく、びっくりするぐらいペロリと食べてしまいました。美味しかった〜。

牛筋キャベツ巻き続いて、牛筋を煮込み、新キャベツでロール巻き・スープ仕立て、ホワイトアスパラガス添えは、あっさりした一品で、食材のよさと料理長の腕前が前面に出された、本当に自然の旨みが詰まった味わいでした。

牛刺しと牛筋には、タケダワイナリーから取り寄せた白)ピュア・シャルドネと、赤)アッサンブラージュ2005を合わせ、組み合わせの妙などもお楽しみいただきました。個人的には、牛刺しは薬味によって合うワインも変わり、牛筋には赤ワインが合うなと感じました。繊細なお料理に、新興国のカリフォルニアやチリのワインはパンチが強すぎてバランスが崩れてしまいますが、特に同じ風土の中で育まれた山形県を代表する名ワイナリーからの自慢のワインだけあって、食通の参加者の方々からもとても好評をいただきました。

また、メイン前には、参加者の皆様からの牛肉に関する質問が沢山でましたので、例えば「山形牛と米沢牛の違いは?」や「スーパーで美味しい肉を見分ける方法」など。尾崎社長を引っ張りだして、なるほど!と手を打つ、回答を頂戴し勉強になりました。これですっかり牛肉通ですね(笑)

米沢牛モモステーキと高畠メルロ!メゾン・ド・アサカワは器もとても素敵で、モモステーキの焼加減や味付けも絶妙だったのですが、盛り付けもやはり目を楽しませてくれる、とても大切な要素でした。まるでサーロインのような柔らかさとジューシーな味わいで、そのまま、おろしポン酢でいただくと箸がどんどん進んでしまいます。高畠町特産のメルロを用いた、限定2000本の高畠プレミアムメルロとの相性もよく、多いに好評をいただくことができました。

表彰第一のチームグループ対抗「山形県ご当地クイズ」も大変盛り上がり、皆さん豪華賞品(一人にフルボトル一本を高畠、タケダワイナリー様よりご協賛いただきました)に真剣なまなざしでした(笑)。第2位のチームにも登起波牛肉店様より「特製のつくだに」をご提供いただき、力が入ります!15問中12問を正解したCチームが見事賞品を獲得。いやいや、難しい質問ばかりでしたが、博識な方が沢山いらして感心した次第です。

会の最後には、お店のオーナー椎葉さまよりご挨拶をいただき、しっかりと盛り上げつつ、締めてもらいました。

本当に美味しい&楽しいひと時となり、ご参加いただいた皆様にもご満足いただけた様子でとても嬉しく思いました。ご参加くださった皆様、山形県の素晴らしい食材とご協力いただいたご関係者の方々のおかげです。本当にどうも有り難うございました!