私がフランスにいながらにして、広島県の第3セクターのワイナリー立ち上げに携わっていた2000年の頃から名前を知っていて、いつか必ず訪れてみたいと思っていたココファーム。日本では一年に数回もないだろう程の秋晴れの清清しい天候に恵まれ、朝8時に田町集合という強行な日程にも24名もの方がご参加くださいました。
3連休の頭とあって通行量が多く事故渋滞などに巻き込まれましたが、栃木県足利市になんとか11時30分ごろに到着。緑豊かな山のふもとにココファームはありました。眩しいほどのブドウ畑の緑と白いパラソルが太陽に輝き、少し懐かしいようなほっとするような情景が広がっていました。
疲れを癒してくれるかのように、よく冷えたロゼワインのウエルカムドリンクサービスがあり、アメリカ人醸造家のブルースさんが流暢な日本語でお出迎えをしてくださいました。その後、ブドウ栽培責任者の曽我さんがつきっきりで1時間に渡り、ブドウ畑を案内、アメリカで開発された日本では珍しい栽培手法法や栽培しているブドウ品種の説明など分かりやすく丁寧に説明いただきました。
一番印象に残ったのは、日本と足利市の気候風土(テロワール)への理解と敬意の念。世界中でここにしかない足利のテロワールを生かしたブドウ栽培、ワイン造りを追及する厳しく、ワイン造りの本質を捉えた姿勢でした。
こころみ学園という知的障害をもった方々に働いてもらいやすい環境を整えること、指導方法、砕く心配りは大変なことだと察せられましたが、そんなことはみじんも感じさせず、楽しそうに誇りを持ってはきはきと説明してくれる曽我さんのまっすぐな姿勢にとても惹かれました。

ランチはこの日、特別になんと!5種類ものワインを用意してもらい、全員大きなテーブルを囲んでの楽しいひと時となりました。ブルースさん自らがご用意くださったのは、山梨県産のブドウを使った甲州、ほんのり甘口で飲み口のよいスタイルです。その次が甲州の樽貯蔵。ぐっと辛口で引き締まった印象です。続いて北海道産のブドウ、ケルナーを使った白ワイン。これは私は始めてでしたが、酸もバランスもしっかりしていて幅広い和食にもぴったりです。赤2本は、OAK BARREL(オークバレル)というメルローを使った赤ワイン。なんと1996年の大変貴重なマグナムボトルを2本も出してくださり、若い2003年と1996年を比べさせてもらいました。96年は飲み頃に達し、9年という時が刻んだ味わいの複雑さと余韻の豊かさを楽しむことができました。
その後は、20分間に渡りブルースさんと松浦 尚子の対談の時間を設けさせていただきました。インタビュアーとして私が聞きたかったことは3点。
(1)なぜアメリカのナパヴァレーといういまや世界のワイン銘醸地の一つにもなっている土地での醸造をやめて、日本のココファームで働くことを決意したのですか?(ブルースさんが89年に来日し、すでに15年以上なのです)
(2)ココファームが他の日本のワイナリーと異なるところはどこですか?
(3)ココファームに来て一番嬉しかったことは何ですか?
とりわけ3番目の質問では、日本の高度経済成長の過程で一時、社会から忘れられた存在になってしまったこころみ学園の生徒たち。そんな中、彼らがワインを造ることで汗を流して働くことの喜びや、自分が「必要とされる存在になる」ことから育まれる責任、つまり彼らの「生きている証」がワインの中に詰め込まれていることを知りました。ブルースさんが日本にいることを決めたのも、学園の生徒さんのひたむきさがきっかけだということでした。ブルースさんの温かい言葉を聞いているうちに、私も思わず感動して涙が出そうになってしまいました。

その後はタンク室や木樽の熟成庫で発酵中のワインを飲ませてもらったり、樽で熟成中のカベルネ・ソーヴィニヨンやタナ(フランス南西地方の日本では珍しい品種)を飲ませてもらいました。こんなにホスピタリティーあふれる受け入れをしてもらって参加者一同本当に喜びと感激に包まれたひと時でした。
ココファームのよさをもっと多くの人に伝えていきたい、そう思いました。そのためにはワイン自体にまず興味を持ってもらったり、もっと気軽に日常生活でワインを楽しむようになって欲しい。消費量の底上げがあれば、そしてワインそのものへの理解が深まれば、もっとおいしい良いワインを日本国内でも造っていけることでしょう。私ができることはその部分、日本でもさらにおいしいワインを造ってもらえるよう、バックアップできるようになりたいと心から思いました。
3連休の頭とあって通行量が多く事故渋滞などに巻き込まれましたが、栃木県足利市になんとか11時30分ごろに到着。緑豊かな山のふもとにココファームはありました。眩しいほどのブドウ畑の緑と白いパラソルが太陽に輝き、少し懐かしいようなほっとするような情景が広がっていました。
疲れを癒してくれるかのように、よく冷えたロゼワインのウエルカムドリンクサービスがあり、アメリカ人醸造家のブルースさんが流暢な日本語でお出迎えをしてくださいました。その後、ブドウ栽培責任者の曽我さんがつきっきりで1時間に渡り、ブドウ畑を案内、アメリカで開発された日本では珍しい栽培手法法や栽培しているブドウ品種の説明など分かりやすく丁寧に説明いただきました。一番印象に残ったのは、日本と足利市の気候風土(テロワール)への理解と敬意の念。世界中でここにしかない足利のテロワールを生かしたブドウ栽培、ワイン造りを追及する厳しく、ワイン造りの本質を捉えた姿勢でした。
こころみ学園という知的障害をもった方々に働いてもらいやすい環境を整えること、指導方法、砕く心配りは大変なことだと察せられましたが、そんなことはみじんも感じさせず、楽しそうに誇りを持ってはきはきと説明してくれる曽我さんのまっすぐな姿勢にとても惹かれました。

ランチはこの日、特別になんと!5種類ものワインを用意してもらい、全員大きなテーブルを囲んでの楽しいひと時となりました。ブルースさん自らがご用意くださったのは、山梨県産のブドウを使った甲州、ほんのり甘口で飲み口のよいスタイルです。その次が甲州の樽貯蔵。ぐっと辛口で引き締まった印象です。続いて北海道産のブドウ、ケルナーを使った白ワイン。これは私は始めてでしたが、酸もバランスもしっかりしていて幅広い和食にもぴったりです。赤2本は、OAK BARREL(オークバレル)というメルローを使った赤ワイン。なんと1996年の大変貴重なマグナムボトルを2本も出してくださり、若い2003年と1996年を比べさせてもらいました。96年は飲み頃に達し、9年という時が刻んだ味わいの複雑さと余韻の豊かさを楽しむことができました。
その後は、20分間に渡りブルースさんと松浦 尚子の対談の時間を設けさせていただきました。インタビュアーとして私が聞きたかったことは3点。(1)なぜアメリカのナパヴァレーといういまや世界のワイン銘醸地の一つにもなっている土地での醸造をやめて、日本のココファームで働くことを決意したのですか?(ブルースさんが89年に来日し、すでに15年以上なのです)
(2)ココファームが他の日本のワイナリーと異なるところはどこですか?
(3)ココファームに来て一番嬉しかったことは何ですか?
とりわけ3番目の質問では、日本の高度経済成長の過程で一時、社会から忘れられた存在になってしまったこころみ学園の生徒たち。そんな中、彼らがワインを造ることで汗を流して働くことの喜びや、自分が「必要とされる存在になる」ことから育まれる責任、つまり彼らの「生きている証」がワインの中に詰め込まれていることを知りました。ブルースさんが日本にいることを決めたのも、学園の生徒さんのひたむきさがきっかけだということでした。ブルースさんの温かい言葉を聞いているうちに、私も思わず感動して涙が出そうになってしまいました。

その後はタンク室や木樽の熟成庫で発酵中のワインを飲ませてもらったり、樽で熟成中のカベルネ・ソーヴィニヨンやタナ(フランス南西地方の日本では珍しい品種)を飲ませてもらいました。こんなにホスピタリティーあふれる受け入れをしてもらって参加者一同本当に喜びと感激に包まれたひと時でした。
ココファームのよさをもっと多くの人に伝えていきたい、そう思いました。そのためにはワイン自体にまず興味を持ってもらったり、もっと気軽に日常生活でワインを楽しむようになって欲しい。消費量の底上げがあれば、そしてワインそのものへの理解が深まれば、もっとおいしい良いワインを日本国内でも造っていけることでしょう。私ができることはその部分、日本でもさらにおいしいワインを造ってもらえるよう、バックアップできるようになりたいと心から思いました。